どーも!省吾です!(^^)!
以前ブログで『レコードブームが再び』と紹介したのですが、 今回は私が使っているレコードプレーヤーを紹介したいと思います。
実は、中古で買いましたパイオニアの『PL-1250』です。 けっこう傷だらけですがちゃんと動きます。
調べるとなんと1975年発売でもう40年くらい前の製品です! 今どきのデジタル機器と違って作りがシンプルな分長持ちするのですかね...?
しかし、けっこう古い…
なんせ、けっこう古い…(;^ω^)
前のオーナーさんはどんだけ大切に使ってきたことだろう…(*´з`)
この機種、近年のモデルと比べてとてもしっかり作られているようです。 1975年頃の機種で当時の価格が約45,000円ほど…
今の物価の感覚でいうところ約10万円弱…といったところでしょうか。
当時はCDというものがまだ世の中になく、カセットとレコード、ラジオの時代でしたからね。
ちなみに私はまだまだ生まれておりません(゜-゜)
CDがまだなかった…というのも今考えると不思議な感じですね。。
この機種の特徴・紹介
- ブラシレスDDモーターによるダイレクトドライブ
- 31径アルミ合金ダイキャスト製のターンテーブル
- 33 1/3rpm、45rpmの2モード
- 回転ムラ0.03%以下(WRMS)
- ストロボライトで回転速度を±2%の微調整ができる
- 水平の調整ができるインシュレーター
- 重量約9㎏
かなりの物量が投資されています!(^^)!
回転ムラはけっこう重要で、この数値が低ければ再生が安定します。
つまりワウフラッターを小さくできるのです!(^^)!
近年は聞きなれない言葉になりましたが、つまり、再生音のピッチが不安定になりにくく安定する。といったところでしょうか…(;^ω^)
カセットテープに正弦波(ピーーという音)を録音してみるとわかります。
ピーーーのはずが、ピ~~~~と音程が上がったり下がったりしますよね?
とくにそういったものと無関係になってしまったデジタル音源に耳が慣れてしまった現代では気になるところです。ちなみにCDのワウフラッターは測定限界値以下です。
購入当初ヘッドシェルとカートリッジが付いておりませんでしたので別途新品でオーディオテクニカの『AT95E/HSB』というヘッドシェルとカートリッジがセットになった入門用を買いました。
入門用と言ってもレコードを聴くうえでは十分かと思います。 カートリッジも上を見たらきりがないのでそこは趣味の世界...(笑)
今回の入門用カートリッジの価格はターンテーブル本体の中古価格より高かったので戸惑いましたが、まぁ、こんなものでしょうか...
ターンテーブルの回転速度を微調整できます。
そこもかなりアナログチックで、ストロボライトが照らしたストロボスコープを見ながらツマミを回して微調整します。
これも結構重要で、アナログ機器は電圧によって多少、狂いが生じてしまいます。
家庭用コンセントからの電圧も、電気をたくさんの人が使っている時間帯とそうでない時間帯とでは少し誤差が出ます。
たくさんの人が電気を使う時間帯では電圧が少し下がります。とくにマンションやアパートならわかりやすいです。
電圧が高いとモーターが速く回るのでレコードの再生速度が僅かに上がります。 逆に電圧が低いと再生速度が僅かに下がります。
アナログはその違いが顕著に表れてしまうのです。なのでレコードを再生する前にはこうして微調整をする儀式を行います。
東日本の場合は電源の周波数が50Hzなのでストロボスコープの50Hzの模様が止まって見えるように調節します。
33回転の50Hz、一番上のラインの模様が静止して見えますね!
調整用のつまみはトーンアーム側に33回転用と45回転用で独立して付いています。
このプレーヤーにはフォノイコライザーが内蔵されていないので、フォノイコライザーを単体で用意するか、またはフォノ入力があるプリメインアンプを使用しなければいけません。
私が使っているプリメインアンプ(マランツのPM8001)にはフォノ入力があるのでそちらに繋げて聴くことができます。
今更ですが、やはりレコードは面白いです。
音を出すまでに細かな調整(ターンテーブルの回転数、針圧、トーンアームの高さ調整など)がいくつかあって、その調整を終えて初めてレコードに針を落とせるのです。
(入門用のプレーヤーの中には、こういった細かな調整をしなくてもいいものもあります。)
また、昔の高級なプレーヤーは回転数が正確になるように『クオーツ』を使っていてコンピュータチックだったりするものもあります。
個人的には、細かな調整さえもアナログな方が楽しめるので、あえてこういった高級機には手を出さないようにしています(;^ω^) メンテナンスも大変そうですし…
最近のミュージックシーンにおいてレコードでもアルバムをリリースするミュージシャンもいたりして、レコードって不滅だな。と思います。というか、不滅であって欲しい...
音楽がより身近になった現代だからこそ、あえてアナログレコードというものに価値があると私は感じています。
追記(2018.10.9)
今年、ソニーが29年ぶりにレコードの生産を復活させました!
東京のソニー・ミュージックスタジオではラッカー盤カッティングマシンを導入したり、ディスク製造工場のソニーDADCジャパンではプレス機を導入するといった、まさに本格的にアナログレコード市場に再参入です!
ちなみに、ラッカー盤カッティングマシンって、アナログレコードを大量生産するための金型を作るもとになるものです。( *´艸`)
いや~、まさかの… って感じですよね(*´з`)
そのうちプレーヤーの方も従来の『針』を使わないタイプが主流になってくるのでは…と思っています。
レーザーをレコードの溝に当てて溝の形状から音を読み取る『レーザーターンテーブル』なるものは販売されているのですが、なんせかな~り高価でまだまだまだ一般ピーポーな私には高嶺の花です(T_T)
アナログレコードの再燃をきっかけにプレーヤーの開発も発展するといいですね( *´艸`)
では皆さんも良いアナログライフを!!
でわでわ(^^)/