どーも!省吾です!(^^)!
カセットデッキの説明書に書かれていた『100分を超えるテープは使わないでください!』の文字を思い出して、では、本当に使えないのか!?と思ってたまたま売っていたので買ってみました!(^^)!
TDKのCDing2 120分 ハイポジ
1本108円でした。
たぶん後期型と思われ、テープ:韓国製、組み立て:タイランドと書かれています。
CD録音に強いクリアサウンドとか、鮮やかな音…って書かれていたら購買意欲が掻き立てられますよね(*´з`)
一般的にはハイポジテープは「スーー」っていうヒスノイズが小さいと言われています。
はたして音質はいかに…
開封
いつも通り、普通です。インデックスやラベルシールがカラフルですね。
インデックスカードはこの裏側がちゃんと書けるようになっています。長時間テープゆえ、インデックスカードも大きめなのが良いですね!
こちらがテープ本体。
ビスは使われておりません。このころのテープはビス無しもけっこう多かったように思います。
テープパッドの位置が若干ゆがんでいます。そしてハープのひずみも気になります…
遮磁板も入っていませんね。遮磁板っていつごろからあまり使われなくなったんだろう…とにかくコストダウンが見えます(;^ω^)
テープ部分。
ハイポジなのでわかりにくいですが、120分なのでテープ自体が薄いです。
どれくらい薄いかというと、標準の60分テープがベース厚(磁性層4.5μmを含まないベースフィルムの厚さ)が13.5μmだとすると、64~90分テープでベース厚7.5μm、120分テープではベース厚4.5μmとなります。
なんと120分テープは60分テープの約1/3にまで薄くなってしまうわけです。そりゃあ伸びやすいし切れやすいと言われるわけだ…
今回使用するデッキはテープを両側2つのピンチローラーで挟んでヘッド類を通過させる『クローズドループ・ダブル(デュアル)キャプスタン』式。つまり、テープを両側のピンチローラーで【ピン】と引っ張ることになるのでその分テープへの負担もあります。
録音してみる
まずはキャリブレーション…
テキトーに半分近くまでテープを巻き取ってキャリブレーションします。使ったデッキはおなじみA&D GX-Z7100です!
ササーッ!っと合わせて録音しました。
とりあえず再生すると確かにヒスノイズは小さい!さすがはハイポジ!ドルビーをかけた時のようです(=゚ω゚)ノ
しかし、なんか音が…少しこもったり、開き直ったり(笑)…不安定です。
キャリブレーションモードのまま走らせてみました。。
するとメーターがピコピコ安定しません。レベルもバイアスもピコピコちかちかしています。さすがに120分は薄く不安定だし、コストダウンや製造後時間が経っているので劣化の影響もあるかも。
SONYのHFを走らせてみた!
やはり気になるので試しにSONY HF 10分を使用してみました。こちらのテープも韓国、組み立てがタイです。
このテープを巻き始めから終わりまでキャリブレーションモードで走らせてみます!(^^)!
レベル・バイアス値を適正に合わせて…(=゚ω゚)じーっ
……テープの最後までメーター上はブレませんでした!!(^^)!
関連記事まとめ
120分テープは片面に一気に60分録音ができて便利ですが、品質にはそれなりに左右されやすいようです。
テープが薄いので、製造時に高い精度が求められることは想像がつきます。また、デッキによっては巻き取りのトルクが高く、うすく伸びやすい100分以上のテープを使うのは少々リスクを感じます。
やはり音質を求めるなら60分までにした方がよさそうです!(^^)!
120分テープは使えないことはないが、それなりの覚悟が必要!
でわでわ(^^)/