更新日:2022.10.18
どーも!省吾です!(^^)!
大きいスピーカーないかな~と前々から探していたところに、リサイクルショップ(みんな大好きHO)で見つけました!
ビクター ZERO-50FX
1984年発売
65,000円/1本
こちら密閉型スピーカーです。
59,800円/1本という価格帯で各社が競うという。
ビクターも598という価格帯で出していましたが、こちらは少し高い1本65,000円。
今回、中古での購入価格はペアで税込み11,000円でした。
このスピーカー、1本24㎏あるらしく、パソコンのマウス以上に重たいものを持つことがあまりない私としては過大重量で翌日は全身筋肉痛でしたw
サランネットもほつれや破れなどなく年式の割にはおキレイです(^^)
細かな内容はオーディオの足跡で確認してください。
外観
33.5cmウーファー
エッジ部を含む実測値は約27cm、エッジ部を含まないコーン部分のみの直径は23.7cm。
まぁまぁ。年代を考えるときれいなウーファーです。センターキャップも凹んでいません。
この大きさのスピーカーを見たのは初めてかもしれません。嘘です。店頭で何度か目にしたりしていました(゜゜)JBLとかJBLとか…あとは…JBLとか…(*´з`)
12cmのスコーカー
コーン型とドーム型の中間的な複合型。ドームの延長線上にコーンが付いているような仕様。
白きコーンの外周は金色になっています。
なんかイイですね(*´з`)
たまに、このように金属のネットが付いてるユニットなのにセンターキャップが凹んでいるものがあったりします。
ネットが外れて凹ませたのか、材質によっては経年で歪んでしまったりするんでしょうね。
ダイヤトーンの振動版にボロンを使用したものは経年劣化で割れやすくなるそうです。
ウーファーとスコーカーのクロスオーバー周波数は550Hz。
2.5cmのドーム型ツイーター
50kHzくらいまで担当するそうです。
スコーカーとのクロスオーバー周波数は4.5kHz
同系統のモデルでこのひとつ前まではリボン型ツイーターでしたが、このモデルからドーム型を使っています。
いやぁ~、こういうアッテネーターが憧れでした(*´з`)
(アッテネーターが左右で合ってね~だぁ~w)
嘘です。すみません。( ;∀;)
連続可変型です。
購入当初、アッテネーターにガリがある。ということでしたが、2~3日くらい頻繁に回していたら良くなりました。
一番下はプレゼンスコントロールで、AVのところに合わせると高域がノーマルより少し強調されます。オーディオ/ビジュアル対応のスピーカーだそうです。
普通に音楽を聴くときでもノーマルで少しハイが足りない感じがする場合はAVに合わせてみるといいでしょうね。
暇なときにメンテナンスでもしようと思います。
真ん中に穴が開いていますが、バナナ非対応です。
私自身、太いケーブルは使わないのであまり問題ありませんが、当時はちょー細いケーブルしか入らないプッシュ式の端子が付いてるスピーカーシステムもあった中、これはそこそこありがたい(*´з`)
分解
でかいウーファーユニットを外しました。
エンクロージャーの厚みは20mmもありませんが、響きのいい針葉樹系高密度パーティクルボードを使用しているとのことなので、エンクロージャーも響かせる前提の設計なのかもしれません。
エンクロージャーをかなり厚くしてガチガチに固めて鳴りを抑える設計のスピーカーもありますがメーカーやシリーズによる設計思想の違いでしょう。
JBLの4312などのスタジオモニター系もエンクロージャーを響かせる系ですよね。そういうのもありますよね?知らんけど…(゜-゜)
配線はかしめてあり、簡単には外せなくなっています。全ユニット同じです。
それより、ウーファーのリード線、錆びてきているのでそろそろ交換しないとです。が、交換するにはセンターキャップを外さないといけなくて面倒だなぁ~(;^ω^)
密閉型のスピーカーは内部の湿気が抜けにくく、ユニットの金属部分に錆が出やすいようでNS-1000Mなどはそれが原因でユニットが固着してしまっていたりするそうです。
正確にいえば錆びによってマグネットの接着剤が剥がれてマグネットが動き、ボイスコイルに接触する。ということらしい。
このモデルも密閉型ですが、今のところマグネットは大丈夫そうです。
フレームはダイキャストでがっちり系です。
当時の598スピーカーの中には鉄板プレスフレームを採用したモデルもありました。90年代だともう少し上の価格帯のスピーカーでも鉄板プレスフレームだったりします。
画像だと大きさがわかりにくいのでCDと一緒に…
マグネットは全ユニット、ダブルマグネットの高効率磁気回路です。そしてAV対応なので防磁設計。
結果このサイズになってしまいました。とな。
マグネット部分の大きさはCD-RやDVD-Rのまとめ買いで使用される30枚入りスピンドルケース並みのサイズです。(笑)
こちらスコーカー。サイズ12cm
これまたでかいマグネットで…
マグネットの直径がCDより一回り小さい11.5cmくらいありました。
ユニットだけでもそこそこ重たいです。
真ん中に穴が開いており、その向こう側はセンターキャップです。
スコーカー専用の一人部屋。バックチャンバー?はプラスチックのカップ(;^ω^)
中は吸音材が詰まっていました。
ポコッと外れます。(゜-゜)
まぁ、プラスチック…
ベンツのお高い車にだってプラスチックは使われていますし…(;^ω^)
それに、ワーフェデールのダイヤモンド10.1だって、ウーファーのフレームは樹脂製でしたので、プラスチックが悪いわけではないと思うのです…( ;∀;)
そして当時、この機種より上のモデルもプラスチックのバックチャンバーが使われていたりしたようです。
https://www.syougo-no-blog.com/2019/05/wharfedalediamond10.1.html
省吾のブログ~今日も雑談しましょうか!?
2.5cm、ドーム型ツイーター
こちらも大型の磁気回路ですね。(語彙力w)
ビクターのユニットの配線がかしめてあるのはこの機種だけではなく、1985年発売の1本168,000円もするZero-FX9もGoogleで画像検索したらスピーカーの端子に配線がかしめてあるっぽい画像があったので、接触不良を避けるためにあえてかしめてあるのでしょうね。メンテナンスしづらいけど…。
ネットワークです。
CDを横に置いたのでネットワークの大きさがわかると思います。
あ、CDは8cmシングルではなく、ちゃんと12cmサイズですよ!言うの忘れていましたけど。
ネットワークは基板を使わずに直接配線されています。
安心と信頼ですが手間がかかるでしょうね…これ(;^ω^)
ちなみにCDのすぐ横に見える透明と銀色のやつ、スチロールコンデンサです(*´з`)
エンクロージャー内部の吸音材は密閉型だとかなりぎゅうぎゅうに入っているのかな~と思いましたが(NS-1000Mのように)、意外にそうではありませんでした。むしろ少なめ。
コストの問題もあったのでしょうが、エンクロージャーをガチガチに固めて箱鳴りを完全に抑える系のスピーカーではないため吸音材は少なくても大丈夫なのでしょう。
アッテネーター裏側。
まぁ、もっと大きくてしっかりしたものを見慣れてしまうと小さく感じるでしょうね。というサイズ感。
まとめ
ビクターの598スピーカーで有名なのは1987年に発売されたSX-511で、こちらのZEROシリーズはマイナー?というか、評価が分かれるみたいですね。
しかーし!
そこそこお金はかかっているように思いました。というか、このモデルは1本65,000円なので、598より少し上のランク?になるのかもしれないこともない?ような気がします。
このスピーカー、最初はあまり低域が出なくて密閉型なのでそんなものかなぁ~。って思っていましたが、ウーファーユニットを箱から出してスコーカーとツイーターのアッテネーターを絞り切ってウーファーのみで『Base I Love You』や洋楽を普段は聴かないくらいの音量で1時間ほど鳴らしていたら多少低音も出るようになったような気がします。
ちなみにアンプはケンウッドのKA-5010。
そのうち各ユニットの端子をキボシに交換したいと思います。
でわでわ(^^)/