どーも!省吾です!(^^)!
ジャンクで手に入れたSONYのカセットウォークマン【WM-F701C】
価格はなんと550円(笑)
1988年発売のWM-710Cのラジオ搭載モデル。
動作確認をします。
外観
本体上部にドアオープンレバー兼ホールドスイッチ、ストップ/ラジオオフ、再生、テープ早巻きスイッチ。
サイド
ボリューム調整、赤い◀▶はテープのダイレクション表示。
DBB(ダイナミック・バス・ブースト)はオフ、ミッド、マックス。こちらはCDプレーヤーのディスクマンでもおなじみ。
AM・FMラジオ搭載機なのでFMのステレオ/モノラル切替スイッチが付いています。
ラジオの周波数切替の+と-
放送局プログラム用のエンターボタン。
あと、この機種あたりから搭載された特殊形状のリモコン・ヘッドホン端子。
ありがたいことに、付属品で単3電池ボックスと専用のリモコン付きイヤホンが付属していましたが壊れると大変そう…。
端子の変換アダプターを持っていないため、自前のイヤホンは今のところ使えません。
この変換アダプターをオークションで検索すると3,000円くらいしますね( ;∀;)
逆サイド
単3電池ボックスを付けるところがあります。
この機種は基本、ガム型電池駆動です。
裏側
ドルビーBのほかに、Cタイプにも対応。そしてハイポジ/メタルテープ対応です。
それと、オートリバースモード切替。
動作確認
電池ボックスの蓋がなくなっています。プラスチックで製作しようか悩み中…
このような薄型のカセットウォークマンの内部は初めて拝見しました。ピンチローラーやヘッド類もかなり小型化されていますね。それでもってオートリバース。精密メカの塊です。
上の画像の”ひらいている方”はカセットホルダーも兼ねています。カセットのテープ部分をヘッドとピンチローラーに押し当てるようにセットする感じです。
ピンチローラーはボコボコになっているので交換しなきゃダメそうです。
サイズは外径7㎜、幅6㎜、軸内径1.5㎜のタイプです。
蓋側にはラジオのメモリー用のボタン電池を入れる場所があります。
ボタン電池はCR-2016です。
取り合えず手持ちのガム型電池を入れて動作確認します。
想定通り、テープはダメでしたがラジオは聴けました。
テープのモーター音は聞こえるのでやはりゴムベルトがどうにかなっているようです。
分解
真鍮製のキャプスタンホイール。
やはりゴムベルトが切れて…溶けていました。
アルコールと綿棒を使いながら、溶けて張り付いたベルトをキレイに取り除いていきます。
ホイールの隙間もきれいにしないと新しいベルトがうまく回らなかったり、回転ムラができてしまいますので要注意。
ベルトの径を調べるためにタコひもなんか探していたらデンタルフロスがあったので…(;^ω^)
一周回して長さを測ります。
ひもの長さ÷円周率(π)
が円の直径になります。
あっ、(π)だと直径がわからないので3.14で計算してくださいね(笑)
ひも(デンタルフロス)の長さは23.7cmくらい。
割り出した直径が7.54cmくらい。
溶けたゴムベルトの一部の太さをノギスで測ると0.6㎜~0.7㎜くらいでした。
まとめ
取り合えずAmazonで該当サイズのピンチローラー2つとゴムベルトを注文しました。
注文したゴムベルトは太さ0.7㎜、内径71㎜のタイプです。
内径75㎜もラインナップにありましたが、少しだけ短めのものを選んでみました。(届いてみないとワカラナイ)笑
本当なら近いサイズをいくつかまとめて注文した方が良いのですが、なんせ予算の問題で一か八か…^^;
合わなければまた注文すればいいや。
ウォークマンによく使われるゴムベルトの太さが0.6㎜だそうで、0.7㎜くらいなら大丈夫ではなかろうか…(自信はない)と。
よくYouTubeでウォークマンを修理してみた系の動画では0.9~1㎜くらいのを使っていたりしますが、それだと太すぎます。
※追記
注文したゴムベルトが届き、動作テストを行ったところワウフラッターが気になりました。『ヷレヷレ ハ ヴヂュヴジンダ…』みたいなかんじ(笑)。気にならない曲もありますが、気になる曲の方が多かった。
なので追加で【幅0.7㎜、内径75㎜】と【幅0.5㎜、内径73㎜】を追加で購入しました。
これでダメなら海外のサイトで一応ウォークマン専用に作られたベルトを購入して試してみたいと思います。
※追記2(2022.11.3)
届いたゴムベルトを試したところ、【幅0.7㎜、内径75㎜】のものがしっくりきました。
ただ、ワウフラッターなどの計測は行っていないため、あくまで聴感上申し分ない。という具合です。
でわでわ(^^)/