どーも!省吾です!(^^)!
ジャンクで手に入れたMDデッキ(SONYのMDS-S35)の修理をします。
購入価格:1,100円くらい。
1996年製。(電源ケーブルがそう言ってた)
MDを押し込むとモーター音はなりますが、MDが入っていかない。というスグレモノ(笑)
たぶんゴムベルトの劣化か何かだろうと予想はつきます。
仕様
- 1995年発売。当時54,000円。
- MDLP非対応
- 280㎜幅でニューピクシーシリーズと同じ幅。
- 重量約2.4㎏
- ワイヤレスリモコン:RM-D4M
外観
一通りの操作は本体だけでできます。
なんとなんと、ヘッドホン出力も付いてる(笑)
選曲はジョグダイヤル、曲中のサーチは別でボタンが付いているので使い勝手が良いですね。
アナログ入力の録音レベル調整ができますが、この機種はデジタル入力のレベル調整は非対応のようです。
MDLPは、この時代はもちろんまだありません。
裏面
アナログ入出力端子とデジタル入出力端子。
MDの音声はSCMS(シリアルコピーマネージメントシステム)によりデジタル録音ができないのでデジタル入力信号をスルーする端子なのか…どうなのか。
SONYのMDデッキといえばDACモード(MDを入れずに録音ボタンを押すとデジタル入力からの信号をアナログ出力してくれる機能)が搭載されているはずですが、この機種はMD未挿入で録音ボタンを押すとブザーが鳴りMD入ってねーよ警告されます。
純正リモコンがないので細かい機能が使えないだけかわかりませんが、少なくとも本体のみではできませんでした。
BEEPの切り替えスイッチは、ボタンを押すと『ピッ!』となるかならないかの選択。
AUバス端子があります。システムをシンクロさせるときに使うのでしょうか。CDP‐750にも似た端子があり、そこには『シンクロ』と書かれています。試したことはありませんが、録音のシンクロができるのだろうか…。(頑張って配線をしてみましたがダメでした。どうやら関係ないようです。)
上面には排熱ができるようにスリットがあります。
分解
内部はシンプル(?)
やはりゴムベルトが切れていました。切れているというよりベトベト(笑)
操作部・表示部以外おろしました。
シャーシ内部も埃がたまっていたので掃除。
問題のゴムベルト…
ベトベトすぎてぴえん🥺
まさにベトキュン状態w
これはメカの分解必須です。手が汚れる覚悟です。
右側のばねの付いた白い部品を動かしたら上の金属が外れました。
プーリーも外してパーツクリーナーを使い入念に綿棒でクリーニング。
シリコングリスを塗りベルトをかけ終了。
ところで基盤についてる電池のようなもの。
スーパーキャパシタの部類のようですが、設定項目などの記憶に使う電源を供給している模様。
これがダメになるとナントカ…らしいのですが、液漏れが怖いので交換するべきなのでしょうね。後々考えます。
組み立て時に動作不良を起こして焦りましたが、原因がなんと、配線間違いw
赤丸の端子を逆にしてしまっていました。一応、隣の端子にも刺さるので注意が必要です。
マジックなどで印をつけるなりすれば間違えずに済みますね。
仮組みして動作確認。
読み込みもスムーズです。
この機種はピックアップの寿命が短いので有名なKMS-210A。
発熱に弱いらしい。なので録音はもちろん、長時間の再生も控えたいところです。
でも、表示パネルが良きですね。レベルメーターやミュージックカレンダーも表示されます。
まとめ
今回はローディングベルトが切れてる(正確には溶けた)ことによるローディング不良でしたが、この機種をはじめ、同ピックアップが搭載された機種はそもそもピックアップの寿命によりお釈迦になってる可能性もあります。そこんところ運がよかった…のかもしれません。
頻繁に使わなかったら大丈夫でしょう!
ということで、MDデッキコレクションとして確保です。
でわでわ(^^)/