どーも!省吾です!(^^)!
ジャンクで購入したコイズミのポータブルCDプレーヤー【SAD-3903】
550円くらいだったかな~?で買ったやつ。
2020年製でまぁ比較的新しいモデル(生産完了)だし、状態がきれいだったので確保しました。
裏に2020年製って書いてある。
外観
トップには小さな窓があり、中のディスクの有無が確認できます。(画像はディスクを入れた状態)
サイドに各種ボタンやディスプレイ、とにかくほとんど付いています。
ディスプレイはバックライトなし。
ホールドのスイッチをオンにしてもボリュームの変更は可能なタイプ。4.5VのACアダプターが使えますが、パナソニック製のCDプレーヤー用4.5Vアダプターは形状が合いませんでした。当機種は一回り細いタイプじゃないとダメなようです。
電池ケースは裏側にあり使いやすい。単3電池2本で動作します。また、電池が取り出しやすい紐が付いています。電池ケースの蓋も厚みがあります。
CDふたは約40°くらい開きます。パナソニックのCDプレーヤーに慣れている人からするともう少し開いてほしいところですが、パナソニックが各メーカーの中でも開く方であって、本来はこれくらいが普通なのです。
動作確認
ジャンクなので期待はしていませんが…
一応、ディスクの再生できました。
ちなみにESP(Electronic Shock Protection)は…そう、某S〇NYでおなじみの音飛び防止機能。約40秒分のデータを先読みし、メモリーに蓄えてそこから再生します。この機種ではオフにできません。あっ、ギターのESPとは関係ありませんヨ(笑)
付属のこのイヤホンと有線リモコンは期待していないので自前のイヤホンをプレーヤー直で繋げて音の確認をしたところSN比が悪い…。そして『チッ、チッ、』と時々音が飛びかけます。でもMP3で書き込んだディスクは音飛びせずに再生できるナゾ。(MP3で書き込んだCDの再生可能)
ノイズに関してはボリュームに連動しないようです。なので本体の音量MAXでSN比が良くなるという。ということは本体の音量はMAXにして有線リモコンで音量を調整するのが良さそうです。
音質は、解像度はそこまで良くはありませんが中低域に厚みがありそこそこ良き。ですが、若干コンプがかかったような感じはナンダロウ…。気のせい?
ESP(音飛び防止機能)の影響ですが、従来の機種でよくある「音飛び防止機能オンですよ」とはっきりわかるほど音の劣化は感じませんが、音飛び防止機能をオフにできる機種と聞き比べると情報量の少なさは否めません。
分解
ネジはCDふたを開けた内側と本体裏側。
スピンドルモーターは手で回してもカラカラ異音が出るのでそういうものなのか、経年によるものなのか…。でもこれだと読み取り精度も悪くなりそう。
水晶発振子は4.2336Mhz。ポータブルCDプレーヤーで水晶発振子を使ってるのは珍しいですね。
LCDドライバーチップは台湾のHOLTEK社製HT1621B
韓国のTAMUL MULTIMEDIA(現:Korea Robot Manufacturing)社製、TMC688
このICはMP3オーディオやCDオーディオの処理、サーボ制御や4メガビットのフラッシュメモリ機能などをサポート。24ビットオーディオDSP処理の補助などができるそうな。ということは心臓部かな。
このIC、WMA形式もサポートしてるらしく、試しにWMA形式で書き込んだCD-Rも再生できました。
小泉成器さんのサイトでは『MP3ファイルも再生可能なリモコン付きポータブルCDプレーヤー』と紹介されていますので、WMA形式はサポート外なのかもしれませんが。
T24C02AこちらはEEPRAM。電源を切っても設定が保持されるようにするためのメモリーですが、たぶんプログラム再生の設定用。しかしこのCDプレーヤー、電源が切れるとプログラムの設定もリセットされます(笑)
光ピックアップメカの交換
メカはDK-80P
CDパーツマンさんより調達しました。
もともと付いていたモノとは少しだけ違うのですが、とりあえず大丈夫そう。
取り寄せたこの新品メカもスピンドルモーターが少しガタガタ気味なので、もうこれはそういう仕様なのだろうね。
ショートランドは注文時に解除してもらいました。
パナソニックのSL-CT520のメカを交換したときに保管しておいたメカから取り外したスピンドルモーターに交換することにしました。
移植完了。ネジ穴も合ったので良かった。
まとめ
取り付け・組み立て後、動作確認しました。が、やはり音飛びは改善しませんでした。
ドライバーICの異常?MP3ファイルの再生は問題ないのでメカは異常なかったのかな。
2020年製のCDプレーヤーなので、そもそも初期不良の個体だった可能性もありますね。
でわでわ(^^)/